人物孝：氷帝

　氷帝

　200人という圧倒的な部員数を誇る強豪校。一度でも負けたレギュラーは即二軍行きという方針のもと、各々が腕を磨き高みを目指す。前年度の都大会では決勝で青春学園を破る。でも管理人の目にはコイツらホストにしかみえない。

跡部　景吾（３年・シングルス？）

　氷帝学園200人テニス部の部長として君臨する男。
　顧問からは人事を含めて多くの権力を預けられているようである。実力も相当のものと思われるが、未だに謎。ストリートテニス場にちょくちょくきては、一悶着起こして去っていく。常に後輩の樺地を従えている。

　初登場は確かストリートテニス場。ストテニ荒らしをして、不動峰の橘杏を戦利品に持って帰ろうとしていたところに、桃城と神尾が現れた。そこではおざなりなダブルスののち桃城には名前をきいたが、神尾のことは丁重にムシしてあげていた。その後都大会で不動峰の「速攻オーダー」に、準レギュラー２人を含むメンツが３タテで負けている（副将・大将の出番を待たずして負けが確定してしまった）。このあと神尾にたあいもない仕返しをされていたりする。あれもどこまでもかわいい小僧である。
　今までは樺地だけを従えてストテニにあらわれていたのだが、このほどとうとう氷帝のレギュラーメンツをつれてきた。その場でいい感じだった杏と桃城に「おまえらデキてんの？」などとからむ。おまえこそ樺地とデキてんだろ！といいたい。
　泣きぼくろのセクシーな３年生。キメ顔を持っている。

樺地　宗弘（２年）

　常に跡部の後ろに付き、跡部の命令に従って動く生徒。神尾と桃城の即席ダブルスを、実質ひとりで相手していた。相当な腕を持っているようである。　

　「いくぞ樺地」「ウス」のこの調子。跡部の荷物も当然のように背負って、無表情に付き従っている。跡部とのダブルスでも、コートにあぐらをかいた跡部に「返せ樺地」「ウス」。「もういい樺地」「ウス」。当然のように命令されて当然のように従う。なかなか無気味で面白い。

宍戸　亮（３年・シングルス？）

　都大会のシングルス３で「速攻オーダー」を組んできた不動峰の橘と対戦、敗北。このとき氷帝の正レギュラーを外されたが、つい最近執念でレギュラーに返り咲いた。

　ベースラインから前に出させないほどの攻勢を仕掛けた‥‥つもりだったのだが、橘が強すぎてばんばん前に出てこられてしまった。試合直後に跡部がケータイで顧問に報告、二軍行きを言い渡される。
　つい最近、文字どおり血の滲むような特訓の果てにレギュラーの１人を下し、その後の嘆願、後輩の後押し、跡部の口添えもあって見事レギュラーに復帰。努力の果てに例外を生み出した。

宍戸　亮（断髪後）

　顧問に嘆願した際に決意表明として長髪をバッサリいった宍戸。鳳いわく「自慢の髪」をバッサリいった宍戸。チョキチョキファサ、の宍戸。いつもハサミ持ってるらしい宍戸。不二裕太みたいになっちゃってかわいい宍戸。

　自慢の髪ってなんなんだよ！ホストクラブどころか大奥かよ！チョキチョキもファサもねえだろ！ザクザクバサだろ！ジョリジョリボトでもいいけどよ！バキバキメリメリムシャムシャゴクンでもいいけどよ！（喰った！？）
　なんだここの文章。

忍足　侑士（３年・ダブルス）

　氷帝学園でメガネと大阪弁とダブルスを務める人物。相方はまだ不明。ストリートテニス場で初登場。

　相方は不明だがダブルス専門ではあるとのこと。パっとみたときのシルエットが青学手塚に似ているが、こちらは髪の毛にツヤがない。マメ知識。

向日　岳人（３年）

　ストリートテニス場で初登場。並々ならぬ跳躍を見せた。実力のほどは不明。

　桃城と越前を相手にまとめてかかって来い！と挑発。ダブルスなのかシングルスなのか。
　なにやら胸に得意げにネイティブなシルバーアクセをぶらさげている。痛々しい青春の象徴。
　ぱっつりしたおかっぱがまぶしいやらはずかしいやら、どこかで見たことがあるような気がするやらの３年生。

ブローノ・ブチャラティ（20歳）

　ジョジョの奇妙な冒険第５部。元ギャング組織の幹部だが、ボスのやり方に反感をおぼえ離反。向日のデジャブ感の源。スタンドは「スティッキィ・フィンガーズ」。殴ったものにファスナーをつくり出す。ある意味許斐先生と縁のありそうなスタンドであるが、だからといって許斐先生はスタンド使いかというとそんなことはない。アリアリアリアリアリアリーベデルチ！

滝　萩之介（３年）

　氷帝レギュラーとしてストリートテニス場に出現するも、数週後、パワーアップした宍戸に負かされる。

　はじめて出てきたとき、まるでグラビアアイドルがプールのへりに組んだ腕をのっけるみたいなポーズをしていたので、うっかり「海岸に打ち上げられたマーメイドさんがこっち向いてる。きっとあの壁の向こうがわは全裸。つまり下半身は全裸。ヤツは裸族」などと触れ回ってしまった。すまんすまん。貝殻のビキニはしてるよな。
　校内の試合で、帰ってきた宍戸に完膚なきまでに叩きのめされて二軍に降格させられてしまったようである。何とはかない命であったことか。マーメイド時代に後ろにいてくれた鳳までも、宍戸に奪われてしまった。やはり人魚姫に肺呼吸は無理があった。
　ホストクラブのイメクラ担当者ではなかろうか。

鳳　長太郎（２年）

　ストリートテニス場で初登場を飾る。２年だがレギュラー入りを果たしているらしい。

　初登場時にはホストなんて因果な商売やりながら十字架なんかブラ下げよって！そんなに十字架が好きなら好きなだけ背負ってゴルゴダの丘に登るがいいわ！などと思っていたのだが、数週後のジャンプで鳳少年がものすごく献身的でかわいい後輩であることが判明し、管理人のほうが天に誅された。気分はユダ。申し訳ない。
　ファームに落ちた宍戸の特訓につき合い、宍戸のレギュラー復帰のために自分が二軍落ちしても構わないとまで推した。クロスは伊達じゃねえ。
　そして今後とも宍戸や跡部や顧問に喰われることなく、クロスを守っていっていただきたい。

ジローとかいう男（？）

　都大会でルドルフ裕太を下した氷帝のレギュラーメンバー。宍戸に代わって急遽召還された。

　登場シーンが一コマしかないうえにルドルフ赤澤による推定の名前。跡部に呼び出され、ルドルフ裕太を倒すほどなので実力のほうはあるらしいのだが、詳細はずーっと不明のまま。

榊　太郎（43歳）

　氷帝学園顧問。タローという男。コイツが長男でジローが弟、だったら、30歳も、差が、あるなあ、と。

　顧問までホストかよ！ゼッテー生徒つまみ食いしてるよ！っていうかモリモリ喰ってるよ！ヤバイよ！っつーか宍戸が土下座で「自分を使って下さい！」だって！ヤバイ！ここホストクラブどころか太郎の大奥だよ！なんて風に思わされる顔立ちをしている。

日吉　若（２年・シングルス）

　青学vs氷帝の代表戦で越前と闘い、敗れた選手。演武テニスという独特なスタイルでがんばっている。

　本来ならば滝のかわりに鳳と組んで出場するはずだった控えの選手。滝が宍戸に敗れた時点で昇格を言い付かったのだが、太郎の大岡裁きにより据え置き補欠となる。
　実家は古武術をやってるのになぜかテニス部に入っている。殺伐とした性格で好きな食べ物は下克上。

あの跡部ですら顧問には丁寧語。顧問の前では自称は「自分」。まるで軍人のようだ。とにかくここの生徒は顧問に見捨てられたら生きて行けない体である。御指名No.1を目指しているどころの話ではない。恐ろしい学校だ。