山吹



 Jr選抜に選ばれた実力を持つ千石、素行は悪いが腕は一流の怪童亜久津を擁する強豪。波にさえのれば力を発揮する選手群ではあるが、いまひとつ勝利に対する結束力にかけるのが残念なところ。
 制服が白のボタンレス学ランなのはいいとして、夏服がその長そでをちょん切っただけみたいな、おざなりなデザイン。省エネルックのよう。不幸。


千石清純
千石 清純(3年・シングルス)

 Jr選抜にも呼ばれた有望選手。が、青学に潜入したりやる気に波があったりと多少の難がある。
 必殺技は確か「虎砲」。桃城と対戦したときにダンクスマッシュもパクッてみせた。しかし一番の驚異は青学の菊丸をも凌ぐ動体視力。
自称「ラッキー千石」。

 青学手塚が負傷により行けなかったJr選抜に、繰り上げでおよばれしたらしい。それにしても十分な実力を持っていると言える。
 青春学園に忍び込んで女の子を物色したり、不動峰を自信満々で「不動産」よばわりしたりと気まま。気分によってはあっさりと勝利を投げ出したりもする。困った男である。あやまるときは「メンゴ☆」。
困った男である。
 この性格なので部長だの副部長だのはやっていなさそうなのだが、関東大会の抽選会会場にも現れたりした。あれはヘンな夏服のお披露目だったのだろうか。
亜久津仁
亜久津 仁(3年・シングルス)

 山吹テニス部に巣くうチンピラ小僧。わかりやすい不良。タバコは吸う、暴力は振るう、青学河村にコップの中身をかける、石をぶつけてくる、可愛いおかあさんは泣いている。テニスは強い。体が柔らかい。 

 更に付け加えるなら
青学越前に足引っ掛けられて転ばされる最高じゃねーの!とかいう、半そでをさらに腕まくりする、ドタマかち割んぞ!とかいう、気に入らないことがあると指でガットをギシギシいわす、他校の部室で盗みを働く、審判にガンたれる、不動峰にちょっかいだして神尾に殴られそうになる、壇に間違った理想を呈示する、越前との試合に満足してテニスをやめる、栗入りモンブランが好き。おかあさんは泣いている。管理人も目頭か熱くなってきた。
 しかしあの山吹のショボい夏服をこいつも着るのかと思うと胸がつまる。
あの半そでも腕まくりするのかと思うともう顔を上げてなんかいられない。今なら亜久津がグレたのもわかる気がする。
壇太一
壇 太一(1年)

 山吹テニス部のマネージャー。口癖は「ダダダダーン!」身長がないことを理由に選手になることは諦めている。亜久津にあこがれている。


 背も高くテニスも強い亜久津にあこがれて、怖じ気付くことなく亜久津にまとわりついている1年生。しかも誰も留めない。間違ってると思うが誰も留めない。
 亜久津が越前に敗れテニス部を去るときに引き止めようとして、テメーの理想とすべきはオレじゃなくて越前だ、と示される。間違ってると思うが誰も留めない。
南健太郎
南 健太郎 (3年・ダブルス)

 山吹テニス部の部長を務める。
 徹底したサインプレーにより、昨年、青学大石とそのころの3年が組んだダブルスを下した。そのダブルスの基本を追求したプレースタイルから「地味’S」の異名を持つ。相方は東方。


 初登場時に大石を指差しながら
「やあ」などと不自然なあいさつしてきたり、関東大会の抽選会場に変な夏服であらわれたり、しかも千石とものすごい身長差があったり、全然地味じゃないと思うが、どうなのか。不動峰の内村と森のほうが遥かに地味だと思うがどうなのか。
東方雅美
東方 雅美(3年・ダブルス)

 南と共にダブルスを務める地味’Sの一員。菊丸に惑わされて試合中に熊のぬいぐるみについて禅問答を始めた。


 青学菊丸の言った「大石ー!熊の大五郎が転んだのは‥‥」について、心の中で答えのない問いをくり返していた。試合中に。
 彫りの深い、ラテン系の、
濃い顔立ちをしていたような気がする。しかも南よりもさらに身長があったような気がする。どこらへんが地味なのか、といいたい。内村と森のほうが地味である、と何度でも言いたい。
室町十次
室町 十次(2年・シングルス?)

 この人の試合を見た覚えがないと言うことは、このひとは試合をしてないのかも知れない。シングルスなのかどうかもよくわからない
。サングラスの色もわからない。なんで色黒なのかもわからない。このアイキャッチも困ってるのかメンチきってんのかわからない。

 千石のトスまで誉め讃えていたような気がする。千石専属のモブかもしれない。名前が名前なので大家族かもしれない。

地味’Sはとにかく地味ではない。もっと地味なやつがこの世にはいくらでもいる。上には上がいるように、下には下がいる。そしてこのことは何度でも言うが、内村と森のほうが地味である。
あと栗の入ってないモンブランってどんなモンブランなんですか?



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