2003_08_21_火山高を観た
予告通り火山高を観た。少林サッカーは中国、火山高は韓国の映画です。知り合いに中国の方や韓国の方がいる人は話題の振り方を間違えないように。
中国のワイヤーアクションは有名なところですが、韓国は特殊効果とかCGとかワイヤーとかの技術をそんなに持っているわけではない。だからワイヤーアクションとか、アフターエフェクトとか、3DCGとかは過剰に期待しないほうが良いと思うわけですが、そういう中で、火山高は韓国初のふんだんに盛り込まれたワイヤーアクションとCGの学園ファンタジー映画である。大事なのはそこだ。「学園ファンタジー映画」だ。
少林サッカーと火山高の共通点をあげるとすればそれは「まんが」と「やりすぎ」と「バカ」。でも笑いの質は少々違う。すっごくわかりやすくいうと少林サッカーは「逆境ナイン」「サイボーグ009」「遊戯王」、火山高は「魁!男塾」「私立ジャスティス学園」「BOY」といった感じだ。どちらもオイオイそれはやりすぎだろ!という感覚におちいるのですが、前者はキャラの暴走ぶりが人間じゃなく、後者は環境がまずおかしい。火山高には挨拶代わりに拳を交えるのは西部警察だけだと思ったら大間違いだ!という気合いがこもっている。なにより、学ランの人たちが暴れたりギャリック砲みたいなの撃ったりするのにここまで心ときめくとは思っていなかった。やばいやばい。
ただ火山高、妙にビデオクリップっぽくかっこよくまとめようとしているところが気になる。色調補正はいいが、アクションにスローとかはかけなくて良いと思った。なめらかな動きを観たかった、少林サッカーの演舞のように‥‥。 |