2003_09_28_はじめの一歩66巻を読みました
おお‥‥おお‥‥板垣がどんどん強く逞しくなっていく‥‥! 近距離で仕掛けた「針ねずみ」の、凄まじさに感動。前まで見てたときは軽い手打ちのパンチに見えていたが、もう、なんつーか、暴風雨に見えるよ‥‥。ガードの間から見える今井の表情もページを追うごとに殺気が増してきて怖い。一撃で殺そうとしてくる今井、おそろしい。幕之内を敵に回した連中の気持ちがようやく実感としてわかった感じだ。しかしこういう強打者を相手にカウンターを取ろうとしてくる宮田はホントに危ない男だと思う。ヘタすりゃ死ぬ。むしろヘタをしなくても死にかねないぞ。 そして『一発』に捕まった板垣の、崩れ落ちるような絶望感も胸に痛い。でも今井の才能への餓えというか、コンプレックスも沁みるものがある。どっちにも退けない理由があるってのが勝負に出てる。トリハダです。
しかしそういう沈んでしまいそうな板垣(というかこの巻のお話)をヒョイッとすくいあげちゃったセコンドの篠田さん、というか森川先生はほんとにすげえ!!まあ板垣が篠田さんに顎をつかまれて顔をあげさせられたときにはキスされてしまうのか?といらん心配もしましたが、「水だ!飲め!そして聞け!」の謎の演説口調もたまらんかった。篠田さんかっこいい。篠田さんかわいい。今井と板垣の一番の差はセコンドだ。あの謎メガネはあまり今井に信用されてないと見た。 今井も肝心なところがバカでかわいいな。口調もアホでかわいい。「流血も気にせず 乱れた前髪の奥で眼をギラつかせてやがる」とか誰も聞いてないのにポエジック。「今 この瞬間 自分のモチベーションは極限に達した」とか‥‥セルフモノローグか?それともことあるごとに「今井は レベルが あがった」とかってやっちゃうドラクエ体質なのか?ク‥‥かわいいヤツめ!
次巻で決着でしょうか‥‥もうマガジンでは決着ついてるのかな‥‥先が気になる。はじめの一歩はいつもそう。 |