第三章 手塚ゾーンの超法規的効力とその実例 |
前章までの解説で、手塚ゾ−ンは発動させることによって超常的引力を発生させるということを証明した。本章ではその効力の及ぶ範疇を見極める。 |
【実例1】「見事なポールまわしだ海堂!」 |
コミックス4巻G31、p.131における手塚の発言である。 この発言の前に海堂は奇跡的にもブーメランスネイクを成功させているのだが、そのあまりの軌道の特異さ(コート外、ネット横を通る軌道)から、ルール的な可否が問われた(神尾いわく「おいおいあんなのありかよ」)のだが、このセリフ一つでルール側が手塚によってきた。正しく手塚ゾ−ンの発現であろう。 |
【実例2】「必ず戻ってこい、桃城」 |
コミックス未収録、たぶんG120での手塚の発言である。 テニプリ内では2度目となるレギュラ−争奪ランキング戦において、桃城がレギュラー落ちして三日間無断で部活を欠席。クサクサしていた気持ちを入れ替えて頭を下げて戻ってきた桃城に、校庭100周を言い渡しながらも手塚が告げた言葉である。これは「次のレギュラー争奪ランキング戦では勝ち残ってみせろ、レギュラーとして返り咲け」と解釈するのが一般的である。 しかしながらその直後の関東大会当日、たぶんG122、レギュラーである大石が事故による負傷で欠場。桃城はレギュラーに返り咲いた。 これもまた手塚の発言、すなわち手塚ゾ−ンが人間の運命すら左右してしまうという実例である。 |
まとめ |
以下列挙するものが「手塚ゾ−ン」という、おそらくテニプリ史上最強の必殺技の効力である。 |
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その異常性が一中学生の扱える能力の範疇を超越していること、十二分に御理解いただけたことと思う。またこの能力の恐ろしいところは自動的に他人を巻き込むところにある。 かつてジャンプ史上において、これに類する必殺技で、もっとも顕著にその迷惑さ加減が示された例に、ドラゴンボールにおける孫悟空の必殺技、元気玉が存在する。元気玉は地球上の全人類のみならず、ナメック星やあの世の住人からも生気を吸い取り技のエネルギーに変えた。 いつの日か、われわれの元にテレパシ−で呼び掛けがやってくる。地球がピンチであると。両手を天に差し上げよと、傲慢な王子の声が聞こえてくるはずである。そして差し上げた瞬間、諸君は手塚の元にいざなわれることになるであろう。手塚ゾ−ンの、効力によって。 |
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